2006年03月31日
福沢諭吉が惚れ込む男。 「斎藤一人の百戦百勝」
「一勝九敗」の人とうってかわって
「百選百勝」してしまう人のお話。
斉藤一人という人。
全国の長者番付で1位をとったことがあるそうだ。
やっぱ違うなと思うエピソードを二つ。
●特別扱いはカッコわるい
常連になっている料亭で、頼みもしない料理が出てきた。
「今日は特別にいいアジが入ったのでサービスです。」と店主。
「これは旨い」と喜んでたべる。
食べた後に彼は言った。
「おいしかったよ。でもこんなことしなくていいんだよ。」
そしてお勘定を済ませたとき
「そういえば、開店して1周年だよね。」
じゃ、これご祝儀といって1万円を置いて出て行った。
彼いわく、お金を遣ってるからといって特別扱いされるよりも、
普通にしてもらう人のほうがカッコいい。
●心に灯をともす
旅の途中で一行は定食屋に行った。
客も入っていないし、飯もさして旨くない。
おまけにおばちゃんはブスっとしている。
お勘定のときに彼は言った。
「おいしかったよ。おばちゃんの笑顔もいいし。」
そして会話で、店を10年続けてることを聞き出し、
じゃ、これご祝儀といって1万円を置いて出て行った。
彼の見解はこうだ。
あの人は今まで働いてきて何もいいことがなかったんだ。
だからブスっとしている。
でも、きっと子供を立派に育てて頑張ってきたんだ。
一生のうち一回でも「おいしいね」って誰かにいってもらえたら
あの人の心に灯がともるだよ。
それなら1万円は安いだろ。
福沢諭吉に信頼されてるから
お財布にちゃんと戻ってくるんだろう。
●DATA
斎藤一人の百戦百勝
小俣 貫太(著):銀座まるかんの販売代理店・株式会社78パーセント代表取締役
出版社:東洋経済新報社
順位:110,275位
序章 楽しく生きれば、お金は儲かっちゃう!
第1章 商人の基本姿勢でお金を儲ける
第2章 考え方をグレードアップしてお金を儲ける
第3章 お客さんを知ってお金を儲ける
第4章 世の中を見渡してお金を儲ける
第5章 魅力的なアイデアを出してお金を儲ける
第6章 物事のとらえ方を変えてお金を儲ける
第7章 「波動」の法則でお金を儲ける
第8章 言霊の力で自分を変えてお金を儲ける
第9章 「カッコいい」商人を目指してお金を儲ける
第10章 お金の不思議さを知ってお金を儲ける
事業所得だけで9年連続長者番付ベスト10入りを果たしたという日本を代表する大金持ち、斎藤一人の言葉を、「自称」弟子である小俣貫太が解説した1冊。
前著『斎藤一人のツキを呼ぶ言葉』と同じテイストで、斎藤一人の言葉を随時引用しながら、商売に必要な心得が語られている。
斎藤一人のおもしろいところは、一見単なる精神論を語っているように思われる言葉が、じつは商売やお金のロジックと結びついている点。
たとえば本書の後半には、
「いいかい、どこかに一円玉が落ちていたら助けてあげるんだよ(中略)
そうするとね、一円玉のお父さんが
『子供を助けてくれて、ありがとうございました』
とお礼を言いに来てくれる」
という言葉があるが、これは金利やお金が増えるしくみを暗に意味している。
また、
「日本で最大の神様は『皆さまのおかげさま』」という言葉も、
日本で商売をする際に忘れてはいけない、
日本人の国民性を見事に言い表している。
ほかにも、
「10倍稼ごうと思ったら、10倍簡単にするんだよ」
「素直ならほかの人の助けが自分の目方になる」など、
日頃の仕事に生かせる教訓も、随所に見られる。
経営者はもちろん、サラリーマンにとっても、
商人のプライドと心意気に触れ、仕事への意気込みを新たにする、
よいきっかけとなるだろう。



