2006年04月23日
ビトーがドンコルレオーネになった瞬間。「ゴッドファーザー」
ビトーは、もともと貧乏な労働者でした。
しかも家族もひもじい生活をさせられています。
工場からもファイアー!(解雇)になり、
家にいるしかしょうがありません。
その時はいきなり訪れました。
ドンドン!
逃げているチンピラがビトーの家にやってきて、
「この拳銃をかくまってくれ」といって
一方的に置いてでていったのです。
しょうがないから、預かります。
すると何日後かにチンピラがやってきて、
札束を差し出すわけです。
「俺はいらないよ。」
「でもとっとけ。」
そんな感じで、
頼まれごとをこなすうちに、
マフィアの大ボスになっていく物語です。
(ついでにいうと、ロバートデニーロがマーロンブランドに変身しちゃうわけですが。この飛躍がスコセッシのグレートなところ!)
あまい誘惑の方を
人生の転機にしたい人は多いと思うけど、
ほんとのキッカケってのは、
無欲で自分の正義をつらぬけた時に、
あとから思えば、キッカケってことになるのでしょう。
「もうかるから」
なんてのは、
「じゃあ自分でやれば」
てなもんで。
「俺困っているんだ、たのむ。」
てのは、
「たすかったよ。」
てなことになるわけで。
マーロンブランドを見ると、
愛と誠実の塊のように見えます。
地獄の黙示録のマーロンは
いかれてるけどね。
タクシードライバーのデニーロも
いかれてるか。
●ゴッドファーザー〈上〉 ハヤカワ文庫NV
マリオ プーヅォ (著), Mario Puzo (原著), 一ノ瀬 直二 (翻訳)
全米で最も強大なマフィアの組織を築き上げた伝説の男、ヴィトー・コルレオーネ。絶大な力を持つこのマフィアのドンを、人々は畏敬の念をこめてゴッドファーザーと呼ぶ。そんな彼の三男マイケルは、家業に背を向け家を出ていた。が、麻薬密売をめぐる抗争でドンが瀕死の重傷を負った時、彼は、父、家族、そして組織のために銃を手に起ち上がった…独自の非合法な社会に生きる者たちの姿を赤裸々に描き映画化もされた名作。
●プーヅォ,マリオ
1920年ニューヨーク生まれ。第二次世界大戦に従軍した後、コロンビア大学などで学ぶ。1969年発表の『ゴッドファーザー』は世界中でベストセラー。その後も、ベストセラーを次々と発表。また脚本家として二度のアカデミー賞を受賞した。1999年7月に、心不全のためロングアイランドの自宅にて死去




