2006年04月23日
IRだって営業。そりゃ人生だってIR。「実践 インベスターリレーションズ」
IRという仕事。
市場に対して、自分たちの会社の情報を伝える仕事。
投資家と企業の関係構築のことをIRというけれど、
これは人間と人間の関係構築にもあてはまる。
なぜなら、人は必ず誰かに時間や情熱を投資しているから。
「俺は才能あるから、自然にみんなが認めるんじゃん」
なんてことを言っていたらほんとに埋もれてしまう。
だから上場企業は、当たり前のように、
「のど自慢」専門の業務があるってわけです。
でもね。
「レモン」といって、その情報に騙されて実は粗悪品な企業もあるわけでして。
俺達はレモンじゃないよっていうのも仕事なんすね。
積極的にレモンな会社もありますがね。
自分が人に認められるには、
自分からシグナルを送らなければ、
みんなから放って置かれてしまう。
「君は確かに優秀だけど、ビジビリティ(認知度)がないよ」
なんていうのは非常にもったいない話だ。
ヘッドハンターだって、未来の奥さんだって、見つけてくれやしない。
企業も同じで、(というか人も同じでという論法が正しいのかなあ)
IRは営業なんですね。
さて、この本を書いた後藤さん。
就職活動のとき、就職情報誌はいっさい使わなかったという。
こんなのに掲載されている企業はロクなもんじゃないというわけである。
まあ。そりゃそうだ。
おべんちゃらのシグナルを出さないと学生に見つけられないから、
結果として学生はレモン(粗悪品)をつかまされてしまう。
で。彼は自分で電話帳で外資系のコンサル会社を探した。
アンダーセン。当時は日本支社には社員が2人。
他の会社にも行ったら、そこの社長がアンダーセン出身だった。
「アンダーセンに入れば社長になれる!」
これが、良質なシグナルってやつだ。
シグナルを送らなくて自己満足のビニールハウスにいてもダメ。
シグナルがおせっかいなほどおべんちゃらでもダメ。
自分自身のIRってむつかしっすなあ。
相手とのIRだって同じこと。
その人に時間や情熱をかけるわけですから、
レモン(ババくじ)をひかないようなインベスターにならないと。
実践インベスター・リレーションズ―株式公開・情報開示のための
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情報開示できない組織は生き残れない!9カ月半の日本最速IPOでIRを担当した著者のノウハウ全公開。
●著者:後藤 英夫
1965年、山形県生まれ。1983年、東京理科大学理学部入学。 1988年、信州大学大学院・理学研究科入学。1990年、アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)にコンサルティングスタッフとして入社。1995年、日本トイザラス入社(IT企画マネジャー)。1999年、業務のかたわら、青山学院大学大学院・国際政治経済学研究科・国際ビジネス専攻 国際経営コースに入学。2000年、メディアシーク入社、経営企画室にてIR担当。2001年、キューバダンススクール運営のため、コネクシオン・サンティアゴを設立、代表取締役。
目次
第1部 実践IR(IRとは何か?
まちがいだらけの決算短信
シミュレーション IPOにおけるIRの実際)
第2部 IRに必要なビジネス・スキル(ファイナンス
経営戦略
マーケティング
アカウンティング
個人にとってのIR)



