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ビジネスの大枠を掴む
2006年03月25日
健康ビジネスというもの 「健康ビジネスで成功を手にする方法」
インターネットの次は健康だなんてよく聞く話。
だけど、健康は目に見えないものゆえ、
いろいろなトラブルがつきまとう。
だから、認定とか格付けの論理が必要で、
メディアも取り扱いに慎重にならざるを得ない。
消費者の方のリテラシーの低さも問題だろう。
クチコミは主観的なもので、
それをうまく操るたくみな者もでてくるだろう。
別の側面から見ると、
こういうのが進んでしまったアメリカを参考にすると、
治療という医学から予防という視点にシフトしている。
貧富の差により高い保険費用を払えないという実情もある。
現代病がない時代に戻れば保険制度も今の日本のようになれるのに難しい。
というより日本がアメリカの方に近づいている。
健康ビジネスというと、
マルチレベルマーケティングというイメージに陥りがちだが、
メディアのコンテンツ・保険・メーカー・流通・広告・企業向けサービス・格付け・認証など
いろいろな観点で市場の拡大が見込める。
インターネットと同様、
見えないものを売り買いするわけで、
サービス業の本質的なところもケアしなくちゃならないだろう。
なんてたって顧客と接点のあるその末端のセールスマンないし、
店舗、広告などから受ける印象がその商品を印象づけてしまうからだ。
健康ビジネスの市場があがるからといって、
作ればいいとか流せばいいとかの発想の
サービスをないがしろにするような企業には
参入しても墓穴を掘るだけだろう。
一番良くないのはそういうダメな企業になぶられる消費者が出てくることや、
いい企業でも誤解を生んでしまうということだ。
消費者も企業も頭よくならなくちゃいけない。
それだけに健康ビジネスを考えることは、
どんな企業や人の生き方でも参考になることばかりだ。
●DATA
健康ビジネスで成功を手にする方法
ポール・ゼイン ピルツァー (著)
世界的に著名な経済学者。ソフトウェア業界の起業家として億万長者にもなり、俗人ながらユダヤ律法学者でもある。さらに、非常勤の大学教授もつとめ、3冊のベストセラーも著している。大学を3年間で卒業後、ウォートン・スクール・オブ・ビジネスに入り、1年3ヵ月後に22歳でMBA(経営学修士号)を取得。24歳でニューヨーク大学の非常勤の教授に任命され、同大学において20年連続で教鞭をとった。その間、22歳でシティバンクの最年少役員、25歳で最年少の副社長に就任する一方、いくつかのビジネスを起業し、26歳前に100万ドル、30歳前に1000万ドルの収入を得るようになる。過去20年間に、ソフトウェア、教育、財務サービスの分野で5つの企業の創業や上場にかかわってきた。また、これまで二度、アメリカ大統領により政府の経済顧問に任命され、アメリカ政府関係者が本気で耳を傾けるようになる何年も前に、2000億ドル規模の貯蓄貸付組合(S&L)の経営危機が迫っていることを警告した
Paul Zane Pilzer (原著)
白幡 憲之 (翻訳)
出版社: 私には夢がある
売上ランキング:21,790位
プロローグ 健康ビジネスに革命が起こる
第1章 健康ビジネスになぜ革命が必要か
第2章 ウェルネスの需要を理解し、コントロールする
第3章 食物を必要とする理由と、食糧供給をめぐる二つの問題
第4章 食品業界、レストラン業界で富を築く
第5章 医学分野で富を築く
第6章 アメリカの健康保険制度
第7章 ウェルネス保険というビジネス・チャンス
第8章 ウェルネス分野の流通で富を築く
第9章 自分が参入する分野を絞り込む
エピローグ ウェルネスが生み出す無限の富
米国における将来有望な新興産業を大胆に予測してみせた本書。自動車やパソコンに比肩するほどのインパクトがあり、2010年には1兆ドル(約120兆円)に成長するというその産業は、健康増進ビジネスの「ウェルネス」である。著名なエコノミストであり、起業家であり、お金もうけのノウハウ書のベストセラー作家でもある著者は、本書で「ウェルネス革命」の到来を宣言し、そこで成功を手に入れるためのアドバイスを贈っている。
こうした大胆な予測には、驚きや納得の一方で懐疑的な反応がつきものであるが、著者はそれを想定しながら、ウェルネス産業の中身や普及の根拠を力説している。
それによると、ウェルネス産業とは「疾病ビジネス」などと違い、健康増進や老化の遅延、病気の予防のための製品やサービスを提供するもので、すでにサプリメントやフィットネス・クラブ、健康食レストランなどがあり、今後発展するものとしては「ベジタリアン・バーガー」や「ウェルネス保険」などがあげられるという。さらにそれが「広範囲に普及する産業の5つの特徴」にあてはまること、人口の多いベビー・ブーマー世代が消費の担い手になること、バイオなどのテクノロジーの進化で大きな発展が見込まれることなどを述べている。
また著者は、米国人に多い過体重や病的な肥満、そしてそれに伴う不健康は、「肥満と栄養失調を生みつづける食品産業」と「病気を生み続ける医療業界」がもたらしていると厳しく追及し、米国にウェルネス革命が不可欠であると訴えている。食文化や肥満などの背景事情はやや異なるものの、食の安全への関心が高まっている日本にとって見逃せない指摘も多い。
さらに読者に対して、起業や投資など、さまざまな立場からウェルネス産業に参入するヒントを示している。富を築くには製造ではなく流通にかかわるべき、といった一連のアドバイスは示唆に富んでおり、この点に著者の真骨頂がうかがえる。
予測が的中するかは別にして、ウェルネスという領域を定め、ニーズを掘り起こす本書の視点は鋭く興味深い。新興産業のビジネス・チャンスのとらえ方も勉強になる。
2006年03月01日
リクルートという名のビジネスモデル
僕がリクルートという名前をしったのは、あの賄賂事件。
なんかしょぼいおっさんだなあと思った江副浩正が
証人喚問かなんかに出ていた。
社会に出て、次第に心の中で「マイゴッド」と叫ぶ存在になっていた。
しょぼいオッサンがゴッドになっていくのは、
ニールヤング意外はありえないと思っていた。
実は本当の出会いは、もっと前にあって、
それは小学生のころ、親父がマイホームを買おうとやっきになって、
週刊住宅情報を毎回買っていたのだ。
この会社ではこの雑誌をJJというのがとってもキュート。
「ほら、こんな分厚いのに安いだろ!
それは広告でなりたってるからなんだ。」
という親父の言葉にまるで意味がわからなかった。
そんな言葉がR25とかで常にフィードバックする。
さて、リクルートといえば、
そのオンリーワンぶりの解釈の仕方がたくさんあるだろう。
たとえば、
1.すべての事業がカスタマーと広告主をマッチングする砂時計のような媒体のしくみである
2.社員がフル稼働するのに、それは自分の成長のためという宗教チックな社員統括のしくみ。江副の名言「自ら機会をつくりなんちゃら」というやつ。
3.40歳近辺で退職するようなセカンドキャリアありきの考え方
何をとってもエレガントだ。
特に3に関しては、昨今のベンチャー企業が3年と社員を持ちこたえさせる基盤をもっていないため、以前とは見方が全然ちがってくる。やってることがハードなのに10年いられるモチベーションをもたせられるだけですごい企業だ。
ってなわけで、読むだけで、リクルートの社員生活を擬似体験できる本を3冊ご紹介。
ま。みんな元社員が書いているから手前味噌なところもあるけど、
バリバリ参考になる。とくに得意先や友人がR社ならば、
その人たちを理解するためだけでも丸必アイテムだ。
江副死せどもカモメは死なず。
バブル時代を超えた国宝級の無形文化財ともいえる傑作だ。
え。本のことじゃないよ。この企業のことだよ。
1980年代以降の情報誌文化を創出し、今なお時代の先端を走り続けるリクルート。なぜユニークな人材を続々と輩出できるのか。リクルート事件やダイエーによる買収など、幾多の危機をどう乗り越えたのか。同社幹部としてそのすべてを見届けた著者が明かす“奇跡の企業”の秘密。これはサラリーマンの教科書だ。
●リクルートという奇跡 文春文庫
藤原 和博 (著)
1955年生まれ。78年東京大学経済学部卒業、リクルートに入社。いきなり2年連続トップセールスとなる。住宅情報誌『ハウジング』の開発にかかわったのち、広報課長、営業本部長などとしてリクルートの躍進を支える一人となる。96年に同社初のフェロー(客員社員)に就任して以降、「教育」に深い関心を抱く。03年、東京都初の民間人校長として杉並区立和田中学校校長に就任。「よのなか科」や「地域本部」の開設をはじめとするユニークな試みが全国的な注目を集めている
出版社: 文藝春秋 売上ランキング 41,756位
プロローグ 株主総会で社長退陣を要求
第1章 アルバイトが動かす会社
第2章 無敵の営業
第3章 情報誌は市場である
第4章 リクルートビジネススクール
第5章 非合理を反面教師にした経営
第6章 通信自由化の罠
第7章 スキャンダル克服
第8章 ダイエーショック
第9章 リクルートマンシップにかけて
エピローグ 河野栄子社長への手紙
一兆円もの借金を十年余で返済し、儲かる新規ビジネスを次々と生み出すリクルート。その非常識なまでの活力は、どこから生まれてくるのか?ポストカリスマ経営のカギを握る「現場主義」の秘密を、現役社員がはじめて明かした話題の書。
●借金1兆円を10年で返した リクルートの現場力
井上 功 (著)
(株)リクルートHCソリューショングループエグゼクティブマーケティングディレクター。1963年生まれ。早稲田大学第一文学部文芸学科卒。86年4月リクルート入社以来、新卒採用領域、中途採用領域、人材開発領域での大手企業を中心としたソリューション実績多数。主に通信業界、戦略コンサルティングファーム、建設業界、電機メーカーなどを担当してきた。代表的な仕事に旧労働省主管「雇用近代化モデル事業」の総合プロデュース、大手システムインテグレータの人員計画策定支援、大手通信会社のインフロー/インターフロー支援、大手IT企業の全社員意識改革等がある。97年、98年には連続してリクルート全社マネジャーMVPを受賞
出版社: ダイヤモンド社 売上ランキング 72,585位
序章 現場の危機―「事件」の後始末とバブル崩壊
第1章 戦略は現場がつくる―PLAN(戦略立案、戦略具体化、資源配分)
第2章 自ら役割を決めて遂行する―DO(役割設定、遂行)
第3章 徹底してオープンな評価―CHECK(評価、組織的学習)
第4章 新規事業は現場が生みだす―ACTION(さらなる事業推進、新規事業創造)
第5章 自律が前提の人事制度―BASE(採用、組織基盤、人事制度)
第6章 現場マネジメントが達成したこと
第7章 リクルートの現場、これからの課題
個人の尊重により「自分のために働ける」環境、役員の批判も許される「自由な発言の保証」、「1億円のアイデア」が続出する教育システム…。元リクルートの人材教育プロデューサーが語る「人と組織の活性化」。
●リクルート式 燃える営業マンのつくり方
廣末 好彦 (著)
ブローデン・アンク・アンクス(株)、代表取締役社長。1939年、東京生まれ。人と組織の活性化プロデューサー。経営戦略、経営計画、経営方針に沿って「人と組織の活性化」を現場の指導により変革する専門家。指導クライアント多数
出版社: 中経出版 売上ランキング 33,251位
序章 リクルートはこうして誕生した
第1章 一人勝ちのしくみは「稼ぐ人材」と「独占市場の構築」にあった
第2章 「心理学」の活用で人を動かす
第3章 必然的に問題が解決し、人が育つシステムを社内にくみこむ
第4章 全社員のアイデアが採用されるしくみをつくれ
第5章 売れる営業マンを量産せよ
第6章 現代社会で生きていく知恵はリクルートで学んだ






